協会インタビュー| アートを通してやさしい社会に「日本福祉パステルアート協会」

ハンドメイド・アート・クラフト業界には、資格講座やスキルを学べる協会がたくさんあるのをご存知でしょうか?「私の好き」がライフワークになる一生涯の学びコミュニティ”Craftieカレッジ”では、人気の講座や協会を順次ご紹介しています♪

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 今回お話をお聞きしたのは、パステルアートを通してやさしい社会を創出するという理念のもとご活動されている、日本福祉パステルアート協会代表の田中さんです。協会設立のきっかけや、パステルアートの魅力、人気の通信講座について伺いました。

無邪気に自分を表現できるパステルアートの魅力

- Q1:日本福祉パステルアート協会の設立経緯について教えてください。

私は元々話すことや絵を描くことが苦手だったのですが、パステルアートは楽しく自分を表現できたのがきっかけです。専用の道具で削ったパステルを指に着けて描いていく過程は、子どもの頃にした砂遊びやどろんこ遊びと似た感覚があり「私のように、このような表現方法が合う子どもがたくさんいるのではないか?」と感じ、ワークショップを出展し始めるようになりました。

20人定員のところに30、40人と集まっていただけるようになり「もっと多くの人々に体験してもらいたい」という思いから、協会設立に至ります。

- Q2:協会を設立する中で苦労されたことはありますか?

パステルアートでは「型紙の下絵を描きカッターで切って使う」という作業があるのですが、不便だなと感じていました。絵が苦手だと下絵は難しく感じてしまいますし、年齢によってカッターは危ないこともあります。子ども達にも提供するにあたり、当時既製品がなかった型紙を自分たちで作ることにしました。

パステルの型紙としてあらかじめ用意したものは「パステンシル」と呼び、当協会オリジナルのものです。パステンシルがあることで、誰にでも楽しく安全にパステルアートを楽しんでもらえるようにしました。

- Q3:田中さんがお感じになる、パステルアートならではの魅力はどんなところでしょうか。

学校の勉強には決められた答えがありますが、パステルアートには決まりがありません。ですので、ひとりひとりの心や個性を伸ばしていくことができると考えています。また当協会ではオリジナルの型紙「パステンシル」でデッサンのハードルを取り除いているので、誰にでも取り組みやすくしています。

当協会では子ども達にワークショップでパステルアートの体験を提供することが多いのですが、文字通りの子どもではなくとも、誰でも童心に返り無邪気に楽しむことができるのも魅力ですね。

幅広いシーンで活躍できる!日本福祉パステルアート協会の通信講座

- Q4:日本福祉パステルアート協会ではどんな講座が開催されていますか?

パステルアートを習いたい方から資格を取りたい方、インストラクターを目指す方まで幅広い目的に応じた通信講座をご用意しています。ワークショップのインストラクターとして活動したい方が多く受講されている「インストラクター1級通信講座」の内容には2級の内容も含まれており、しっかり学びたい方におすすめです。課題を5作品作っていただくのですが、早い方だと1〜2週間、最長だと18ヶ月までの期間のお好きな時間に進められます。

パステルアートはやっていくうちに必ず上達しますので、合格審査は上手い下手ではなく「過程ができているかどうか」が重要なポイントです。資格取得後は型紙も無料でダウンロードでき、会員専用のマイページより新たに追加された動画も無料で見られます。これらの型紙や新たな技法は、ご自身のワークショップなどですぐに活用していただけます。

また、保育士や作業療法士、美術系の先生、看護師、介護福祉士さんなど、ご自身のお仕事にパステルアートを取り入れる目的の方も多いですね。1級を取得後は、「パステルアートアンバサダー会員」としてご登録いただくと、インストラクターを養成することも可能です。

 

- Q5:ご活躍されている会員様の状況について教えてください。

講師業をされている方の割合が多いです。アートスクールやカルチャースクールで定期的な講座を開催されている方もいますし、クリエイティブイベントでワークショップを出展する方もいらっしゃいます。パステルアートの作家活動をする方は、作品をカレンダーやポストカードとして販売しておられます。

- Q6:これから入会を検討する方へのメッセージをお願いします。

「私にもできるんだ!」と、パステルアートを体験した人は喜ばれます。とくに、型(パステンシル)を外した時の感動がとても大きなものです。自分自身も活躍し、パステルアートの体験を提供した方々にも「自分にもできる!」と自信を持ってもらえるような活動になるようサポートいたします。 通信講座なのでお好きな時間と場所で受けていただけますが、今後は受講者同士の交流の機会も設けていきたいと考えています。

 

日本福祉パステルアート協会代表 田中 亜希(国家資格臨床検査技師)

すべての女性が社会でもっと活躍できる場の創出を目指し、パステルアートの講座、インストラクター養成講座などを開講。様々な活動を通し、全国へパステルアートの普及に取り組む。

協会HP:https://fukushi-pastelart.com/

 

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