協会インタビュー|幅広いジャンルをしっかり学べる「日本手芸普及協会」

ハンドメイド・アート・クラフト業界には、資格講座やスキルを学べる協会がたくさんあるのをご存知でしょうか?「私の好き」がライフワークになる一生涯の学びコミュニティ”Craftieカレッジ”では、人気の講座や協会を順次ご紹介しています♪

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公益財団法人日本手芸普及協会は、編み物や刺しゅう、ソーイングなど手芸の幅広いジャンルで多くの指導者を輩出し、日本の手芸文化を半世紀以上リードしてきた存在です。最近では手軽に学べる通信講座を開始するなど、手芸愛好家に広く親しまれています。今回はそんな日本手芸普及協会の魅力や人気の講座について、常任理事の児島さん、事務局長の菊田さんに伺いました。

時代とともに成長してきた日本手芸普及協会の魅力

- Q1:日本手芸普及協会の設立経緯を教えてください。

当協会は、手芸関連に特化した事業を70年近く手がけてきた(株)日本ヴォーグ社の創立者が設立しました。手芸を広く楽しんでいただく人を増やすのに必要なのが、レベルの高い指導者の存在です。

そんな指導者を育てるカリキュラムを作り、日本ヴォーグ社とは別団体として活動しております。 しっかりと技術を教えられる指導者を育成することを重視しつつ、様々な手芸ブームも経て、時代とともに成長してきました。

 

- Q2:日本手芸普及協会の魅力は、どんなところでしょうか?

手芸ジャンルの取り扱いの多さと、1つのジャンルをしっかりと学べるところです。手芸ジャンルとしては9つの部門を設けており、編み物、刺しゅう、レース、手織り、レザークラフト、パッチワークキルト、ペイント、カリグラフィー、ホームソーイングがあります。

さらにそれぞれの部門の中でもジャンル分けをしており、例えば編み物だと「かぎ針編みコース」「棒針編みコース」のように、自分の選んだコースで基礎から学べる仕組みになっています。

また、趣味として学びたい方から指導者になりたい方にとって、または作家を目指す方にとっても、共通した目標である「しっかりとした技術」を身に付けていただけるよう本科→高等科→講師科→指導員科→准師範科→師範科というように、初歩から段階を踏んで少しずつステップアップするカリキュラムを組んでいます。受講内容が充実しているので、目標に向かって着実に一歩ずつ進んでいくことが可能です。(※資格名はジャンルによって有無があります)

 

幅広いジャンルで活躍できる!日本手芸普及協会の人気講座

- Q3:日本手芸普及協会で人気の講座や、その内容について教えてください。

当協会のカリキュラムは、所属する会員が開いている手芸教室で受講することができます。 会員数が多いのは、編み物、パッチワークキルト、刺しゅうでしょうか。手芸はその時々でブームがありますが、これら3つは流行に左右されず常に人気のジャンルです。

人気や会員数に関わらず、全てのジャンルで当協会オリジナルのカリキュラムに沿って、資格を持った指導者から学ぶことができます。指導歴が長い方も多いので、受講生がつまずきやすいポイントも熟知されているので安心です。

平日の昼間に決まった時間を取りづらい方からは、通信講座も人気を集めています。専用のアプリ内で動画を見たり、画像を送って添削してもらったり、好きな時間好きな場所で受講ができます。受講期間の延長もできるので、自分のペースで進めていくことができます。

 

- Q4:日本手芸普及協会の会員の方々は、どんなシーンで活躍されていますか?

個人教室やカルチャースクールの講師として活躍をされている方や、最近では大学からの依頼を受け、手芸学の講義をする方もらっしゃいます。1つのジャンルを長く深く学べる当協会では経験を積んだ講師が多数在籍しているので、大学からは非常に良い先生だとのお声をよくいただきます。作家として活躍されている会員さんも多く存在しています。

また、当協会主催の公募コンテストや、日本ヴォーグ社や他協会主催のコンテストで賞を取る方も多数おり、海外コンテストで受賞される方も多くいらっしゃいます。そのほか編み物の場合は、企業の専属ニッターとして活動されるなど、プロの道へ進み活躍されている方もいます。

 

- Q5:これから入会を検討する方へのメッセージをお願いします。

これから新しいジャンルに挑戦される方には、気軽に始められる通信講座がおすすめです。長年対面を含めてしっかりと指導してきた講師に添削してもらえるので、他講座と比べてカリキュラムに沿って基礎からしっかり学べます。「いつでもどこでも」が実現できることは今のライフスタイルにも合っているかと思っています。複数ジャンルでの受講もおすすめですし、ぜひ気軽に始めてみてください。

ご希望に合わせて一定のレベルまでは通信講座、その先のレベルは対面の講座で学ぶことも可能です。長期に渡って教室に通うことで、お互いに研鑽できるような人間関係の広がりも出てきます。

自分が好きなジャンルや向いているジャンルに出会うまでは講座を気軽に試しつつ、これだ!というものを見つけたあとは、ぜひ長く続けて手芸を楽しんでいただければと思います。

 

 

公益財団法人日本手芸普及協会

「ヴォーグ手芸コンサルタント協会」で1964年から5年にわたり、全国規模で4千名を超す手芸指導者を育成した実績を当時の文部省から高く評価され、1969年に財団法人日本手芸普及協会として活動を開始。「手芸指導者の育成と支援」「情報誌・テキストの出版」「手芸を通じた社会貢献活動」「手芸文化の普及活動」などの事業を推進。会員数は約16,000人に及び、手芸普及活動や社会貢献活動などを行う。手がける手芸カテゴリーは「ニット」「刺しゅう」「レース」「手織り」「レザークラフト」「キルト」「ペイント」「カリグラフィー」「ホームソーイング」の9つに渡り、伝統を守りつつ時代やニーズを捉えた見直しを行い、常に魅力のあるカリキュラムを提供。

協会HP:https://jhia.org/

スマホで学ぶ日本手芸普及協会通信講座HP:https://jhia.academy/

 

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