ハンドメイド作家の収入はどれくらい?月収の計算方法から稼ぐための方法

ハンドメイド作家として収入を得たいけれど、現実にはどれくらいの人が収入を得ているのか、どんな計算をすればいいのか分からない、という方は多いですよね。この記事ではハンドメイド作家の収入や、売り上げの計算方法などを詳しく解説していきます。ハンドメイド作家として収入を得たいという方はぜひ参考にしてください。

目次

ハンドメイド作家の収入はどれくらい?

ハンドメイド作家の収入がどれくらいなのかは、とても気になるところです。活動時間や作品価格によって金額は異なりますが、一定の収入を得ているハンドメイド作家さんはたくさんいます。こちらは2019年にGMOペパボが行ったハンドメイド作家を対象にした収入についての調査データです。

出典:minne byGMOペパボ(https://pepabo.com/news/press/201904101300)

こちらの調査によると、活動歴が1年未満の作家さんでも7割もの人が収入を得ていることが分かりました。

さらに、活動歴が2年を越えると2〜5万円の人が約3倍5年を越えると10万円以上の人は約5.6倍にもなっていることから、活動が長くなればなるほど高収入の人も増えていくようです。

全体を通しても約8割もの作家さんが月収を得ていることから、ハンドメイド作家として収入を得ることは十分可能だと言えます。

ハンドメイド作家の売り上げ金と経費とは?

ハンドメイド作家の収入を計算するときには実際に得た「売り上げ」と、制作から販売にかかった「経費」を把握する必要があります。

ハンドメイドの売り上げとは?

売り上げとは、作品が売れた金額のことです。販売サイトを使用している場合も事前にサイト側で手数料が差し引きされているため、実際に振り込まれている金額が売り上げ金額になります。

ハンドメイドの経費とは?

経費とは、売れた作品の制作や販売時にかかったお金の合計額です。ハンドメイドの経費には主に以下のようなものがあります。

  • 材料費
  • 梱包材費
  • 販売手数料
  • 送料
  • 通信費

この他に、もし実店舗やフリーマーケットなどで販売した場合は賃貸料金や出店費用、制作に協力者がいた場合は人件費なども必要になります。

ハンドメイド収入の計算方法は?月収2万円のシミュレーション

ハンドメイド作家の月収を計算するためには、売り上げから先ほどご紹介した経費を差し引いて計算します。今回は初心者のキャンドル作家さんが販売サイトを利用して月収2万円を目指す場合、どのように計算すればいいのかシミュレーションをしてみます。

月に制作可能な個数、1個あたりの必要経費を考える

今回販売するのはアロマキャンドルです。販売をする前に、制作個数や経費を計算しておきます。

  • 月に制作可能な個数:15個
  • 1個あたりの材料費:250円
  • 梱包材費:120円
  • 送料:400円
  • 販売手数料:10%(販売サイトにより異なる)
価格を決める

次に価格と送料を決めます。ハンドメイド市場で同じようなキャンドルの価格を調査し、今回は「3,000円」で販売することにしました。

1個あたりの販売利益を計算する

必要経費と販売価格が決まったら、販売価格から経費を差し引いて売り上げを計算します。

  • 販売価格3,000ー必要経費 {250+120+400+(3,000×0.10)}=1,930

この計算により、キャンドル1個あたりの販売利益は1,930円になります。

1ヶ月の目標販売数を計算する

最後に同じキャンドルを何個販売できたら目標月収になるかを計算します。1個あたりの販売利益は1,930円なので、11個以上売り上げると目標である20,000円になることが分かります。

このように、ハンドメイド作家が収入を得るためには、まず目標とする月収、1つの作品に必要な経費、販売利益を計算すると、どれくらい売れれば目標を達成できるのかを割り出すことで、販売計画を立てやすくなります。

また、経費は制作する作品や状況、販売サイトによって異なります。ここでの計算は基本的なものとし、実際にはご自身の状況に合わせて計算をするようにしましょう。

ハンドメイド作家が安定して収入を得るためにすること

ハンドメイド作家が安定した収入を得たり目標月収を達成するためにできることをご紹介します。

必要な経費を知り収入計画を立てる

ご紹介したように、ハンドメイド作家として必要な経費を知ることはとても大切です。いきなり大きな目標を立ててしまうとモチベーションが下がってしまう可能性もあるため、販売前に経費とともに販売利益や制作可能な個数を想定しておくことで、無理のない収入計画を立てることができます。

赤字にならない価格設定をする

特に初心者のハンドメイド作家さんは、作品を売りやすくするために相場より安値で価格設定をすることがあります。また、なかなか売れない作品の値段を下げるということもあるでしょう。

しかし、利益と経費のバランスが崩れてしまうと、赤字になってしまう危険があります。安値の商品は確かに販売しやすいですが、収入計画が成り立つように注意しましょう。

収入が上がったら確定申告をする

ハンドメイドの販売が軌道に乗り、年間所得が20万円を越えると確定申告をする必要があります。月収が上がってきたなというときには年間所得も必ず計算し、必要な方は確定申告を忘れないようにしましょう。

制作スキルを磨く

お客様に喜んでもらったりリピーターになってもらうためには、制作スキルを磨くことも非常に大切です。試作を重ねるだけでなく、ハンドメイドの資格を取得したりスクールで学ぶと、必要なスキルが身に付くのでおすすめです。

ハンドメイドのおすすめ資格一覧!人気のスクールや講座もご紹介

ハンドメイド作家が稼げるジャンルとは?

ハンドメイドにはたくさんのジャンルがあり、需要やシーズンに応じて稼げるジャンルの作品を制作できると、収入アップを目指すことができます。自分の制作スキルと照らし合わせながら、何を作れば月収が上がるのか考えてみましょう。

こちらの記事ではハンドメイドで売れるおすすめジャンルを、難易度別に詳しくご紹介しています。

ハンドメイドで売れるおすすめ16選!販売の始め方とコツ、注意点を徹底解説

ハンドメイド作家に向いている人は?

どんな仕事にも向き不向きがあるように、ハンドメイド作家にも向いている人の特徴あはります。自分に合っている仕事なら、より高い収入も楽しく目指すことができますよね。ハンドメイド作家はものづくりが好きな人やコツコツ継続できる人におすすめですが、幅広い活躍の仕方ができる仕事なので、どんな人でも目指すことは可能です。

こちらの記事ではハンドメイド作家に向いている人の特徴について詳しくご紹介しています。

ハンドメイド作家に向いてる人の特徴とは?向いていない人の特徴と始め方まで

ハンドメイド作家として自分のペースで収入を得よう!

ハンドメイド作家として収入を得るためには、経費や利益を正しく計算したり、無理のない目標を立てることが大切です。また、ハンドメイド作家は自分の生活スタイルに合わせて柔軟に対応しながら続けることができるのが魅力。自分のペースで収入を得られるので、本業や家事育児に忙しい方でも目指せすことができます。この記事を参考に、ハンドメイド作家としての一歩を踏み出してください。

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