ハンドメイド作家さんにとって、梱包は大切な作業のひとつです。作品づくりと同じくらいこだわって、お客様に思いを伝えたいところですよね。この記事ではハンドメイドの梱包に必要な資材から、アイデア集、注意するポイントをご紹介。素敵な梱包やラッピングの参考にしてください。
◆目次
◆ハンドメイド作品の梱包にこだわるメリット
ハンドメイド作品の梱包にこだわりを持つことには、どんなメリットがあるのでしょうか。
満足度が高くなる
ハンドメイド作品の梱包が素敵なものだと、届いた時の喜びも倍になります。心を込めて作った作品だからこそ、梱包までこだわって喜んでもらいたいところです。
作品を美しい状態でお届けできる
ハンドメイド作品は手作りゆえに、壊れやすかったり繊細だったりします。配達の衝撃で作品が壊れないように梱包を工夫すると、美しい状態で作品をお届けすることができます。
送料のコストを抑えることができる
配達の送料は梱包時の重さや大きさで決まります。できる限り送料を抑えるためにコンパクトに梱包できると、送料のコストを抑えることができます。
◆ハンドメイドの梱包で必要な資材
ハンドメイドの梱包にあると便利な資材をご紹介します。作品に合ったものを準備しましょう。
どんな作品にも使える「発送用の箱（段ボール）もしくは袋」
作品を発送する際に段ボール箱を使用する方は多いのではないでしょうか。段ボールには様々なサイズがあるので、作品に合わせてちょうど良いサイズを探してみてください。作品と比べて大きすぎず小さすぎないものがベストです。
アクセサリー類や折りたためる布類などは袋で発送できる場合もあります。できるだけ丈夫な素材で準備するのがおすすめです。
アクセサリー類の発送に便利な「台紙」
ピアスやイヤリング、ネックレスなどの小さなアクセサリー類や小物類には、作品を固定するための台紙もあると便利です。台紙は自分で厚紙や画用紙などを準備し、カットして使うこともできます。
雨や衝撃から守る「OPP袋」
作品を箱や袋に入れる前に、OPP袋に入れておくと安心です。発送時に雨が降っていても水濡れを防止してくれます。小さいものから大きいものまで幅広いサイズがあるので、作品に合わせて選びましょう。
作品を壊さずに届けるための「緩衝材」
箱や袋の中で作品をしっかり守るための緩衝材も必要になります。エアークッションや気泡緩衝材（プチプチ）でも問題ありませんが、細長い紙を使ったペーパークッションもハンドメイド作品に合わせやすくおすすめです。
おしゃれな梱包に欠かせない「テープやリボンなどの装飾資材」
梱包をよりおしゃれにするためには、テープやリボンも揃えておきたいところです。リボンは作品やブランドに合わせて色や素材を選んでみましょう。テープはしっかり密封するガムテープやビニールテープとは別に、ラッピング用のマスキングテープもあると便利です。
◆おしゃれでかわいい！ハンドメイドの梱包・ラッピングアイデア22選
ハンドメイドの梱包やラッピングに役立つアイデアをご紹介します。箱や袋、透明のものなど種類別にご紹介するのでぜひ参考にしてください。
アクセサリー類におすすめ！小さな箱のラッピングアイデア
柔らかい色合いで優しい印象に
小さな箱を薄い色合いの紙で梱包するアイデアです。リボンがアクセントになるので、素材や色にもこだわってみましょう。シンプルな作品、女性らしい作品におすすめです。
シックな色合いで統一
大人っぽい作品には、梱包も少し深い色合いを選ぶのがおすすめ。まるで宝石箱のようなラッピングで、作品をより素敵に演出できます。
定番のリボン結びで気持ちを込めて
小さな箱に十字に結ぶリボンの梱包は、定番のラッピングアイデアです。シンプルな箱でも華やかになるため、梱包のコストを抑えたい時にもおすすめです。
色のグラデーションがおしゃれな小箱
アルコールインクアートで箱を素敵に演出するアイデアです。市販の箱の周りにアートを描いた紙を貼ると作れるので、こだわりたい方はぜひ挑戦してみてください。
片面段ボールでカジュアルに
なみなみとした面が見える片面段ボールは、梱包やラッピングにおすすめの素材です。カジュアルな印象になるため、お子様関連の作品やかわいい作品にぴったりです。
小さな作品にぴったり。袋のラッピングアイデア
ドライフラワーを添えて華やかに
シンプルな袋には、ドライフラワーを花束のように貼り付けるとおしゃれなラッピングを楽しめます。フラワー関連の作品や、リピーターさんへのミニギフトにも。
季節のミニカードでイベント感UP♪
クリスマスやハロウィンなど、季節に合わせた工夫を取り入れるのもおすすめです。袋に季節のミニカードや小さな花材を添えるだけで、グンとおしゃれな印象に。
ボリュームのある作品に！大きい箱のラッピングアイデア
大きめリボンが存在感たっぷり
大きめサイズの作品には、ラッピングもサイズを大きくして華やかに演出してみましょう。柔らかい素材のリボンを大胆に結び、存在感たっぷりの梱包になります。
レース布を敷いてセンス良く
かわいいぬいぐるみの下にレース布を敷いて、梱包まで作品のように抜かりなく演出しています。大きな箱だと緩衝材の量が必要になるため、余り布を上手に活用するのも◎です。
バランスの良い配置を計算したラッピング
大きな箱に複数の作品を入れてお届けする場合は、バランス良く配置して梱包するのがおすすめです。入れる位置を決めたら、動かないよう隙間に緩衝材や飾りを詰め込みましょう。
中身が見えるのがポイント♪透明な素材を使ったラッピングアイデア
そのまま飾りたくなる透明ケース
作品をそのまま飾って楽しめる、透明ケースに入れるアイデアです。インテリア小物のように飾って楽しむ作品は、箱から出さずに楽しめるラッピングだとさらに喜ばれます。
おしゃれな斜めがけリボンもおすすめ
箱の蓋代わりにOPP袋を巻くように梱包し、飾って楽しめるように梱包するアイデアです。斜めがけのリボンがポイントで、作品をよりおしゃれに演出してくれます。
オーガンジーの巾着で優しい印象に
透け感のあるオーガンジーはラッピングにおすすめの素材で、作品を包むだけでおしゃれに演出することができます。どんな作品にも合わせやすいので、用意しておくと役立ちます。
ステッカー、タグ、ラベルのラッピングアイデア
オリジナルラベルでブランド感アップ
自分のブランドや作品名などを書いたラベルを貼ると、作品のブランド感がアップします。手書きのラベルだとよりオリジナリティーな印象に。
手作り感が上がるシーリングスタンプもおすすめ
ハンドメイドで人気のシーリングスタンプをラッピングに取り入れるのもおすすめです。いくつか作っておけばワンポイントになるので、興味のある人は作ってみてください。
カリグラフィーの手作りラベルに挑戦
美しい文字を書けると人気のカリグラフィーで手作りタグを作るアイデアです。文字に自信のある方はぜひ挑戦してみましょう。大人っぽい作品にぴったりです。
レザーラベルもおしゃれ
紙のラベルだけでなく、レザー素材のラベルもおしゃれなアクセントになります。そのままキーホルダーにして使えるようにすると、プチギフトとして活用することもできます。
おしゃれで簡単なラッピングアイデア
作品を包みこむだけの簡単ラッピング
難しい梱包やラッピングが苦手な方には、作品を梱包紙で包み込むアイデアがおすすめです。梱包紙の真ん中に作品を置き、包むようにしてリボンで結べば完成。ざっくりとした雰囲気がおしゃれなので、丁寧にしすぎないのがポイントです。
布のラッピングもおすすめ
紙やリボンのラッピングも素敵ですが、布を使ったラッピングもまた違う雰囲気になりおすすめです。布の巾着や袋だと、作品を入れるだけなので手軽に梱包できます。素材を合わせて布小物を入れたり、ポプリを入れて作品に香りを添えるのも良いですね。
封筒やカードのラッピングアイデア
内紙にこだわったミニ封筒
領収書やメッセージカードを入れる封筒の内側に、アートを描いた紙を貼ってオリジナルのミニ封筒にするアイデアです。開けた時のサプライズ感が、お客様のハートを掴むかもしれません。
封筒にピアスやネックレスを入れるラッピングもおすすめ
アクセサリー類や小さな作品は、箱や袋ではなく封筒に入れて送るのもおすすめです。特別感のある封筒なら、箱でなくともこだわりが伝わるはずです。
手書きのカードを箱に添えても◎
手書きのカードは作品を入れた箱の中ではなく、外側にあえて見せるように添えるのも良いですね。お客様のお誕生日月や、感謝の思いを伝える時にもぴったりです。
◆ハンドメイド作品の梱包で注意するポイント
ハンドメイド作品を梱包する時には、いくつかの注意したいポイントがあります。お客様に満足してもらうためにも、発送時や受け取り時のことを考えながら梱包することが大切です。
梱包は作品に合ったサイズ感にする
梱包サイズは作品に合わせて選ぶことが大切です。例えば作品よりも大きいサイズの梱包だと箱の中でぐちゃっと移動してしまったり、反対に小さすぎると作品が傷ついてしまったりします。緩衝材を入れる隙間があるかどうかを目安にすると、ちょうど良いサイズ感を見つけやすくなります。
開封しやすいようにする
おしゃれな梱包にこだわっても、お客様が開封しづらい梱包だと台無しになってしまいます。テープを切りやすくしたり、詰め込みすぎないようにしたり、開封のしやすさを意識して梱包するようにしましょう。
開けた時のことを考えて梱包する
届いた箱や袋を開けた時に、喜びが倍増するような中身だと誰でも嬉しいですよね。ぐちゃっと入れるのではなく、配置や並べ方にもこだわってみましょう。領収書や名刺を入れる場合も、できるだけ美しく見えるように工夫して入れるとさらに良いです。
袋や箱の強度は高いものを選ぶ
発送時に心配なのは、やはり作品の破損です。配達員の方に注意してもらうだけでなく、梱包に使う資材はできるだけ強度のあるものを選びましょう。コストに気を取られ質の低い素材ばかりを使うと、お届け時に破損してしまう可能性もあります。
資材の購入はネットや100円ショップを活用するのも◎
梱包に使う資材はどこで買うの？と迷う方も多いのではないでしょうか。資材はネットでも簡単に購入できますし、実際に手に取って選びたい方はホームセンターや100円ショップを利用しても良いでしょう。1つのお店で購入するのではなく、資材ごとに購入店を分けるのもおすすめです。
◆ハンドメイド作品をおしゃれな梱包で送ろう！
ハンドメイド作品の梱包は、自分の作品をより素敵に演出できるチャンスでもあります。ただ届けるだけの梱包ではなく、作品やブランドのイメージに合ったおしゃれな梱包にすることで、リピーターにもつながるでしょう。ご紹介したアイデアを参考に、あなたらしい梱包を見つけてみてくださいね。
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