「Do It Yourself=自分自身でやる」という意味を持つDIY。その名の通り、自分の力で家具や小物を作るための技術のことです。そんなDIYのスペシャリストであるDIYアドバイザーは、どんな仕事なのでしょうか?この記事ではDIYアドバイザーの資格や難易度、仕事内容を詳しく解説します。
◆目次
- DIYアドバイザーとは?
- DIYアドバイザーの仕事内容
- DIYアドバイザー資格試験の概要、難易度について
- こちらもおすすめ!人気DIY資格
- DIYアドバイザーに向いている人の特徴
- DIYアドバイザーを取得してスキルアップをめさそう!
◆DIYアドバイザーとは?
DIYアドバイザーとは、DIYに関する道具や方法について詳しく指導したり相談に携わる人のことです。
DIYと一口に言っても、手法や道具はたくさんあり、いざ挑戦しようと思っても迷う人は少なくありません。そんな時にDIYアドバイザーから適切な指導を受けることにより、理想の住まいやインテリアを作り出せるようになるのが、DIYアドバイザーの目的です。
◆DIYアドバイザーの仕事内容
DIYアドバイザーを取得することで、色々な仕事に挑戦することができます。
ホームセンターで働く
ホームセンターにはDIYに必要な道具がたくさん揃います。訪れるお客様に対して道具の選び方、使い方のアドバイスができるDIYアドバイザーは、非常に重宝される存在です。DIYのスペシャリストを募集しているホームセンターも少なくありません。
工務店で働く
DIYアドバイザーで学んだ知識を元に、現場の施工に携わったり材料の手配をしたりする工務店で働くのもひとつの道です。現場仕事にこだわりたい人や、さらに技術を磨きたいという人は向上心を持って取り組むことができるでしょう。
スクールを開く
DIYを趣味として楽しむ人向けに、ワークショップやスクールを開くこともできます。資格があるとお客様からの信頼感も厚く、作品づくりのワークショップ開催や、DIYに関するカルチャースクールの講師を目指すこともできます。
オリジナル商品の販売
DIYアドバイザーの資格を取得すると自分の手で作品を作る技術が身につくので、オリジナルデザインの本棚やツール、デスクなどを販売することができます。販売サイトやフリマアプリなどを利用すると、手軽に出品できます。
◆DIYアドバイザー資格試験の概要、難易度について
受験資格 | 試験が行われる年度の4月1日における年齢が満18歳以上 |
申し込み方法 | インターネット |
試験概要 | 毎年1回(一次試験:学科、二次試験:実技) |
受講料 | 14,630円(税込)※合格後の登録料:14,300円(税込) |
参照:https://www.diy.or.jp/diy-adviser_test/index.html
DIYアドバイザー資格は「日本DIY・ホームセンター協会」が実施しており、毎年1回受験が行われています。まずは一次試験で学科に合格すると、二次試験では木材の組み手加工や錠前の交換、壁紙貼りなど具体的な実技問題に進みます。
一次試験、二次試験の前にはそれぞれ学科研修(有料)が実施されており、任意で研修を受けてから試験に備えられるので安心です。
無事に合格すると登録申請を行うことで、DIYアドバイザー認定交付書を受け取ることができます。
DIYアドバイザーの難易度は?
公表されている2023年度のデータによると、応募者は1,495名のうち、一次試験合格者は616名、二次試験合格者は475名で、最終合格率は31.8%となっていました。
難易度はやや高めなことが分かりますが、二次試験の合格率は59.8%と半数を上回っています。事前にしっかり学科研修などで学ぶことで、合格を目指すことは十分可能です。
◆こちらもおすすめ!人気DIY資格
DIYに関する資格は他にもあります。自分に合った資格を探してみましょう。
DIY工作アドバイザー資格
受験資格 | 特になし |
申し込み方法 | インターネット |
受験概要 | 在宅受験、隔月で開催 |
受験料 | 10,000円(税込) |
参照: https://www.nihonsupport.org/syugeishikaku/diy/
DIYの基礎から、100円ショップの道具でできるDIY、塗装や壁紙の貼り方など、DIY業界で働くために必要な知識を無駄なく学べる資格です。資格取得のための講座も開催されているので、合格を目指したい人は講座で学ぶのもおすすめです。
日曜大工士®資格認定試験
受験資格 | 特になし |
申し込み方法 | インターネット |
受験概要 | 在宅受験、隔月で開催 |
受験料 | 10,000円(税込) |
参照:https://www.designshikaku.net/handmade/diy/
リメイク術や収納DIY、ベランダ開拓など実生活で役立つ日常大工の技術を取得できる資格です。普段から日曜大工をしている方や、お家をおしゃれにDIYしたい!という人にもおすすめ。こちらも資格取得を目指して学べる講座が開催されています。
◆DIYアドバイザーに向いている人の特徴
DIYのスペシャリストであるDIYアドバイザーの仕事は、どんな人に向いているのでしょうか?
ものづくりが好きな人
DIYはものづくりが好きな人にぴったりな仕事です。普段からDIYに限らずものづくりを楽しんでいる人、興味のある人は楽しく取り組めるはず。ドライバーや釘などを扱ったことがなくても、ものを作ることが好きな人におすすめです。
材料や道具に興味がある人
DIYではたくさんの材料や道具を扱うことになります。また、各メーカーからは新製品が次々開発されるため、材料や道具類に興味のある人は新鮮な気持ちで仕事を楽しめるでしょう。普段からホームセンターをチェックするのが好き、という方にもおすすめです。
インテリアや住生活にこだわりがある人
DIYアドバイザーとしてこだわりを持つことはとても大切なポイントです。ただ技術を提供するだけでなく、自分なりのデザインや工夫を提案できる人は、アドバイザーとして重宝されます。
根気強さがある人
DIYの技術を身につけるためには経験が必要です。すぐにプロになることはできないので、根気強くコツコツ続けられる人はDIYアドバイザーに適しています。資格取得後も、新しい手法や技術を学ぶ向上心も持っておきたいところです。
◆DIYアドバイザーを取得してスキルアップを目指そう!
DIYのスペシャリストとして活躍できるDIYアドバイザーは、幅広い活躍の場があり、スキルアップにも最適です。初心者の方から、すでにホームセンターなどで働いている人まで、どんな人でも目指せる資格なので、気になる人は挑戦してみましょう。
また、DIYアドバイザーの取得後に「自分の技術や作品を広めたい!」「自分のスクールを開きたい!」という人は、集客のためのブランドづくりや企画力を学ぶのもおすすめ。Craftieカレッジでは好きなことをライフワークにするために必要なスキルを学べる講座を開催しています。DIYアドバイザーとしての活動をより深めたいという人は、ぜひチェックしてみてください。
※本ページの内容は掲載時の情報です。最新情報は各講座や協会のホームページをご確認ください。
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